フリーターが就職活動を始める際、『職種や業種の選び方が分からない…』という方も多いのではないでしょうか。
はじめて就職活動をする場合、職種や業種を絞っておかなければ、志望動機を検討することや自己分析なども行えません。そのため、職種や業種を選ぶことから始めましょう。
今回はフリーターが就職をする際に人気の職種や業界について、男女別に詳しく紹介します。
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フリーターの就職先の選び方は『業界 × 職種』
フリーターが就職先を選ぶ際には、業界と職種をチェックし、自分の性格や理想の働き方に適したものを見つけることが重要です。
特に職種については、ひとつの業界内で細分化されているため、具体的な仕事内容・給与・キャリアアップできるのかなどを詳しくリサーチする必要があります。
フリーター就職の人気業界【男性編】
男性おすすめ業界①:IT業界
IT業界は通信情報業とも呼ばれ、大手企業が求人をたくさん出していることが特徴です。 IT業界では、インターネット関連のサービス業やソフトウェア業界、通信業界などがあります。
専門スキルや知識を身につけられることも魅力だといえるでしょう。
IT業界は専門的な知識やスキルが必要だと感じ、チャレンジするのをためらう方も多いですが、企業によっては働きながら学べるケースもあります。
企業選びを失敗しなければ、フリーターで専門スキルを持っていなくても応募できるのです。
プログラミングやインターネットに関連するスキルについては重要性が高く、 転職をしやすかったりキャリアップしやすかったりすることも人気の理由だといえます。
日頃パソコンやスマートフォンを頻繁に使用する方や、学校でパソコンを使用した授業に興味を持っていた方はIT業界への就職が向いている可能性が高いでしょう。
男性おすすめ業界②:飲食業界
飲食業は、来店したお客さんに接客でサービスを提供する仕事です。コミュニケーションが苦手な方でも、飲食業業で働くなかで自然にコミュニケーションスキルが上がったりするでしょう。
お客さんに合わせて対応できるようになると、考え方や視野を広げることにもつながります。飲食業界は、コミュニケーションスキルをアップさせられることが人気の理由のひとつです。
男性おすすめ業界③:建築業界
建築業界は、ものづくりに携わりたいと考えている方にとって魅力的な業界です。マンションや住宅など自分が関わった建築物を見ると、やりがいを感じられるでしょう。
フリーターでも資格を取ることで昇進できる確率が高いことも、建築業界の魅力です。
しかし、建築業界と一口にいっても幅広く、不動産会社や住宅販売スタッフも建築業界に含まれます。
不動産会社の場合は、建築そのものに関わることはありませんが、お客さんとともに建築プランを検討し、要望に応えられることにやりがいを感じることもあるでしょう。
フリーター就職の人気業界【女性編】
女性おすすめ業界①:美容・アパレル業界
美容業界・アパレル業界は非常に幅が広く、接客や販売、エステサロンの施術などが含まれます。社会人としての勤務経験がないフリーターでも、比較的職場に馴染みやすいといえるでしょう。
美容・アパレル業界の仕事は、接客業でありコミュニケーションスキルが必要なことや、立ち仕事が一般的なため体力に自信がある方に人気の業界です。
女性おすすめ業界②:医療・介護・保育業界
医療・介護・保育業界は人手不足が深刻であり、需要が高いことが特徴です。人材の採用の方が、育成にも注力している企業が多く、フリーターでもキャリアアップしやすいことが人気の理由だといえます。
医療・介護・保育業界は体力勝負という印象を持つ方も多いですが、事務作業も多いです。そのため、事務作業によってパソコンスキルを向上させることもメリットです。
女性おすすめ業界③:IT業界
IT業界は、結婚や出産育児など女性が働きやすい環境を整えている企業が多いです。
そのため、出産や育児を経験しても働き続けられる制度があり、在宅ワークも行いやすい業界です。また、スキルや技術を磨くことによって、男性よりも高い収入を得られる確率が高いことも人気の理由でしょう。
フリーター就職の人気職種5選【男性編】
業界をチェックしたら、より具体的に就職先を絞るために職種をチェックしましょう。フリーターに人気の職種を男女別に紹介します。
男性おすすめ職種①:営業職
営業職とは、会社が扱っている商品もしくはサービスを企業や個人に対して売り込む仕事です。
どの業界でも必要な職種であり、営業スキルを磨くことによって、どの業界でも活躍できるでしょう。そのため、キャリアアップや転職をする際にも役立ちます。
フリーターでも就職しやすく、経歴や学歴を問わない求人も複数あるため、フリーターでも高収入を目指せる人気の職種だといえます。
》フリーターから営業職に就職する方法|未経験時の志望動機例など
男性おすすめ職種②:接客・販売職
接客・販売職は、来店したお客さんに商品やサービスを提供する職種です。アパレルショップや飲食店、宿泊施設、小売店など様々な場所で活躍できる職種だといえるでしょう。
接客業の経験があると、ビジネスマナーやトラブルが起こった際に臨機応変にお客さんが求めていることが何かを読み取るスキルが身に付きます。
そのため、将来は管理職を目指すという方にとって、様々なスキルを身につけられることは大きなメリットです。
男性おすすめ職種③:技術職(プログラマー)
技術職(プログラマー)は非常に仕事の幅が広く、ウェブサイトを作成するWebプログラマー、ゲームの仕組みを作る仕事やアプリを作る仕事はゲームプログラマー・アプリケーションプログラマーと呼ばれます。
また、家電製品のプログラミングはシステムプログラマーと呼ばれるなど、非常に細分化されていることが特徴です。
プログラマーになるのはフリーターでは難しいと不安を覚える方も多いですが、近年技術職の人材不足によって、未経験や学歴が無い方でも応募できる求人が増えています。
》フリーターからエンジニア就職する方法|IT業界未経験からの正社員就職
男性おすすめ職種④:公務員
公務員は仕事や収入が安定しているというイメージがあるため、フリーターの就職先としても人気です。景気によって仕事や収入が不安定になることなく、長期間安心して働けることが魅力だといえます。
業績が悪化して解雇になったり、賞与がなくなったりといった確率も企業と比較すると少ないでしょう。
育児・介護休暇などの福利厚生も整っており、定年まで安心して働けます。市役所や地方公務員の場合は、定時で終業できることも人気の理由だといえるでしょう。
男性おすすめ職種⑤:製造職
製造業は、淡々と同じ作業をするという印象を持つ方も多いです。しかし、それぞれの部署に連絡を入れることも多く、コミュニケーションスキルも求められます。
さらに、書類を作成する仕事も多いため、文章力も求められるでしょう。
製造業は就業時間がしっかりと決まっており、繁忙期以外は決まった時間に帰宅することが可能です。定時で帰宅できるため、ワークライフバランスを重視したいという方に人気です。
フリーター就職の人気職種5選【女性編】
女性おすすめ職種①:事務職
事務職は座り仕事であり、体力に自信がない女性でも働きやすいことやフリーターでも就職しやすいことから人気を集めている職種です。
また、基本的に出張がなく残業も少ないため、プライベートの時間を確保したい方や小さな子供がいる方でも働きやすいでしょう。フリーターから就職し、将来結婚・出産を考えた際にも働きやすいため、人気の職種のひとつです。
女性おすすめ職種②:接客・販売職
女性は言葉遣いが柔らかく、人と会話をすることが好きな方が多いため、接客・販売職に就きたいという方が多いです。また、接客の中でも美容業界やアパレル業界については女性向けの企業が多いため、女性の需要が非常に高いといえます。
接客・販売業のなかでも美容やアパレル関係は、女性ならではのセンスでお客さんにサービスや商品をおすすめめできるため、楽しく仕事をできるでしょう。
女性おすすめ職種③:営業職
営業職は、お客さんが求めるものに適した商品やサービスを提案する職種です。営業職には新しい顧客を開拓するケースと、既存顧客をフォローする職種、サービスや商品に関して問い合わせをしてきた方に対応するケースの3種類に分かれます。
営業職にも様々な種類がありますが、いずれもコミュニケーションが得意な方、初対面の人に対してでも物怖じしない方に人気があります。
》フリーターから営業職に就職する方法|未経験時の志望動機例など
女性おすすめ職種④:介護職
介護職とは、障害者や高齢者の生活をサポートする職種です。一般的には、個人の自宅や老人ホームで介護の仕事を行います。
介護業界は人手不足が深刻なため、フリーターや未経験でも応募できる求人が非常に多く、就職できる可能性が非常に高いでしょう。
女性おすすめ職種⑤:カスタマーサポート
カスタマーサポートは、企業のサービスや製品についての問い合わせに回答する職業です。
カスタマーサポートは基本的に働く時間を自由に決められたり、月毎に申告したりといったことが可能な場合もあります。子どもの送迎や学校行事があるときにも休暇をとりやすいため、女性に人気が高いです。
カスタマーサポートで職務経験を積むと、接客や営業スキルやビジネスマナーが身に付くため、キャリアアップにつながることもあるでしょう。
フリーターの仕事探しで注視したいポイント
勤務時間
勤務時間は、勤務開始時間と終業時間を注視しましょう。特に、自宅から勤務先まで距離がある場合は、勤務時間の詳細を確認する必要があります。
給料
給料は、「基本給の金額」を確認することが大切です。また、月給制だと「みなし残業代」として残業代が含まれることもあります。そのため、基本給と残業代の2つについて確認しましょう。
福利厚生
福利厚生とは、厚生年金保険、 健康保険、雇用保険、住宅手当、健康診断など様々なものが挙げられます。
福利厚生は、企業側が従業員と家族をどのようにサポートするかを考えて用意する手当てです。
基本給だけではなく福利厚生をチェックする必要があります。特に、交通費についてしっかり確認しましょう。
交通費が支給されるか、上限はあるのかを確認にする必要があります。
まとめ
フリーターが就職先を決める際には、男女別に人気の業界・職種を参考に、自分が興味を持てるもの、自分の性格に向いているものに絞ることから始めることが大切です。
また、キャリアアップを目指すのか、子育てと両立するのかなど、目標は一人ひとり異なります。
就職した後、将来のことも踏まえて検討しつつ、就職サポートのプロであるキャリアアドバイザーに相談すれば、理想の就職先を見つけられるでしょう。