就職活動が困難を極めると、「もう無理…」と、正社員を諦めたくなるでしょう。誰だって、辛い状況から逃げ出したくなるものです。
しかし、あなたは就職活動を成功させる方法を、まだ知らないだけかもしれません。正社員を諦める前に、もう一度試してほしいことがあります。
今回は、正社員を諦めるリスクと、内定をもらうコツを解説します。
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正社員って難しい…
「正社員になる!」と一大決心して就職活動を始めても、次から次へと不採用が続くと、心が折れそうになりますよね。
就職活動は精神力を削られるので、「正社員になるのは、こんなにも難しいものなのか…」「受けてもまた落とされるだけ…」と、ネガティブ思考になるのは、仕方のないことです。
一方、フリーターの仕事は割とスムーズに見つかるものです。時給が良いアルバイトが見つかれば「正社員の月収とほとんど変わらないし、フリーターでもいいかも」と思うかもしれません。
必要とされる場所の方が、高いモチベーションで働けるでしょう。「どうせ正社員になれないし、フリーターのままでいいいかも…」と、正社員を諦めたくなっても不思議はありません。
正社員を諦めることは簡単
正社員を諦めるのは、とても簡単。就職活動を止めれば良いだけです。
あなたが「就職活動を止めて、正社員を諦める」と決断すれば、とても簡単に非正規労働者の道を選べます。
就職活動がうまくいかないのは、心身共に辛いですよね。人は辛いとき、つい楽な選択肢に流されたくなるものです。
「お金より精神的な健康が大事!正社員は諦める!」と決められれば、今すぐにでも就職活動のプレッシャーから解放されます。
しかし、正社員を完全に諦めるのは、非常にもったいない!
就職活動を継続すれば、いつか正社員になれる日がくるかもしれません。
就職活動に疲れたら、「心身の健康を守るために正社員を諦める」と極論を出さず、休息期間を設けてみてはいかがでしょうか。
一気に駆け抜けて燃え尽きるのではなく、細く長く自分が快適に働ける場所を探す方法もあるのです。
正社員を諦めると将来が大変
「正社員を完全に諦めるのは、非常にもったいない!」というには、きちんとした理由があります。
今はフリーターでも充分な生活ができるかもしれませんが、将来まで考えると、正社員を諦めるのは、さまざまなリスクがつきまとうのです。
なぜ、正社員を諦めると将来が大変になるのか、詳しく理由を解説します。
収入は低いまま
若いころは、正社員とフリーターでは、大きな収入格差はありません。しかし、将来は大きく違います。
正社員は各種手当や退職金制度が用意され、勤続年数に比例して昇給するケースが多いです。
一方、フリーターはわずかに時給が上がることはあっても、大きなベースアップは見込めません。
国の対策として、同一賃金同一労働が推進されていますが、正社員とは違い、フリーターは前もって業務が決められており、基本的には同じ仕事の繰り返しになります。
そのため、年々スキルアップしていく正社員とは違い、収入が据え置きになるケースが非常に多いのです。
内閣府発表の「平成29年度年次経済財政報告」でも、正社員と非正規社員の賃金差の現状について、以下のように述べられています。
所定内給与額を所定内実労働時間数で除した時給の平均で比較すると、2005年時点では非正社員と正社員の差は 1.7倍、また、所定外給与やボーナスなどの特別給与額を含めた年収全体で時給を比較すると、その差は 2倍以上であった。その後、2016年までの10年間で正社員の時給の伸びは 1.5%程度であったのに対して非正社員の時給は 10%以上上昇した結果、両者の差は縮小したが、2016年時点の非正社員と正社員の差については、所定内給与額ベースで 1.5倍、年収ベースで 1.8倍程度となっている。
引用:https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je17/pdf/p02013.pdf
出典:内閣府「平成29年度年次経済財政報告」
年々差は縮小傾向にあるため、あなたの将来は違うかもしれません。それでも、今のデータでは「正社員を諦める=将来的な年収が大幅ダウンする」と表しています。
社会的信用も得られない
社会的信用とは、社会的地位や大きな経済力が根拠となる信用を意味します。
正社員の場合、「企業に評価され正社員として雇用。安定した収入が継続的にある」という根拠により、社会的信用が得られます。
一部上場、資本が大きいなど、企業の社会的信用に比例して、正社員の社会的信用が上がります。
一方、フリーターを含む非正規は、正社員より収入が低いだけではなく、雇用が不安定という理由により、社会的信用は低くなります。
具体例を挙げると、非正規は金額の大きいローン、例えば住宅ローンなどが組めないケースが多々あるのです。
「正社員ではない」というだけで、差別的な扱いをする人も存在します。社会的信用が得られないのは、人生において大きなデメリットです。
結婚が遠ざかることも
社会的信用とつながりますが、正社員を諦めることで、結婚が遠ざかってしまう可能性もあります。
結婚は生活なので、性別関係なくパートナーにはある程度安定した収入を求める人が多いです。「夫は一家の大黒柱。妻は専業主婦となり家を守る」という昭和の価値観は、崩壊しつつあります。
「パートナーの仕事や収入は一切問わない」と言えるのは、よほど自分の経済力に自信がある人だけでしょう。
交際だけなら良いですが、結婚となると、「収入が不安定で、将来性の低いフリーター(非正規労働者)は避けたい」という考え方は、一般的と思った方が賢明です。
正社員を諦めることで、結婚相手として選ばれないリスクが生まれます。
正社員を諦める前に最後に試してほしいこと
「真剣に就職活動してもダメだった。もう頑張るのは無理…」という場合も、正社員を諦める前に、最後に試してほしいことがあります。
今まで自力で就職活動をしていたなら、就職支援サービスを利用することです。
就職支援サービスとは、その名の通りあなたの就職活動を支援してくれるサービスです。利用するサービスによって変わりますが、主に以下のような支援を受けられます。
- 自己分析
- 適職診断
- 就職相談
- 求人案内
- 履歴書添削
- 模擬面接
- マナーなど各種研修
- 面接先企業との連絡、面接日程の調整
求職者と企業の適正なマッチングを行うために、企業先に足を運び、労働環境をチェックするところもあります。
1人で就職活動するよりも、圧倒的に情報量が多く、あなたの将来のために、親身になって相談に乗ってくれるのも大きなメリットです。
既に就職支援サービスを利用中で、「全然うまくいかない」という人もいるでしょう。
この場合、利用する就職支援サービスを変えると、事態が好転するかもしれません。就職支援サービスは複数ありますが、得意な業界や対象とする求職者に違いがあるのです。
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正社員の内定をもらうコツ
正社員を諦める前に、もう一度内定をもらうコツをチェックしてみましょう。
改めて振り返ると、まだまだやり残していることがあるかもしれません。正社員の内定をもらうコツを紹介します。
自己分析を行う
就職活動であなたの長所や売りを効果的にアピールするには、徹底した自己分析が重要です。
自分を深く知ることで、自己アピールに説得力が生まれます。また、自分のやりたいことや向き不向きもわかるので、あなたがより一層活躍できる仕事がわかります。
自己分析すれば、自分の売り込み方も見つけられるでしょう。面接でも自分が納得した意見を堂々と発表できるため、企業に強い印象を残すことができます。
業界・企業研究を行う
内定をもらうには、業界・企業研究も必須です。
あなたが就職したい業界や企業を追求して調べれば、「どのような場面で自分が活躍できるか」など、具体的な提案が可能です。
必要な情報を調べて活かすスキルは、実際に働くときに大いに役に立ちます。企業側もあなたの熱意と実行力に魅力を感じるでしょう。
業界・企業研究を行う際は、ただ情報を集めるだけではなく、あなたが何に興味を持ったかピックアップし、自己分析に役立てるのがコツ。
そうすることで、志望動機が明確になり、面接で効果的なアピールができるようになります。
資格を活用する
あなたが有資格者なら、就職活動に利用しない手はありません。
あなたの資格を高く評価してくれる業界や企業を選んで、就職活動をすると良いでしょう。需要と供給が一致した方が、成功確率がグッと高まります。
無資格ならば、先に資格を取ってから就職活動を始める選択肢を考えても良いでしょう。ただし、「なんでもいいから資格を取ろう」と、安易に手を出すのはおすすめできません。
就職に活用できない資格では、時間を無駄に過ごすだけになってしまいます。自己分析と業界・企業研究を行い、明確な目標を持った上で、必要な資格をピンポイントで取得するのが、就職活動成功の秘訣です。
仕事の選択肢を広げる
今まで業種を絞って就職活動していたなら、仕事の選択肢を広げると、手ごたえが全く変わるかもしれません。
特に、買い手市場で競争が激しい業種で就職活動していた人は、売り手市場に移ることで、優位に動ける可能性が高くなります。
もちろん、希望しない業種への就職には、妥協が必要でしょう。しかし、実は知らないだけで、改めてよく調べると「正社員として働く価値がある」と思うかもしれません。
情報を集めるのは手間がかかりますが、やる価値はあります。
正社員を諦める前に「あと1社だけ」頑張ってみよう
「正社員を諦める!」と決める前に、もう少しだけ頑張ってみましょう。
「もうボロボロで今は無理」と思うなら、ゆっくり休んで回復してから出かまいません。「あと1社だけ」と、行動することが大切です
「やっぱりダメだった」となっても、また休んで「あと1社だけ」と、再び就職活動できれば申し分ありません。
諦めるのはとっても簡単。正社員を諦める選択肢は、いつでもあなたの手の中にあります。だからこそ、もう一踏ん張りしてみましょう。