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『職歴なし』履歴書の書き方マニュアル|アルバイト経験の記載方法

職歴なし 履歴書 書き方

履歴書の書き方は、およそ順調に人生が進んできた人でも一度は悩む問題です。だからこそ、職歴がない人はさらに悩んでしまうことになってしまうのも現実問題。

  • どういう履歴書を書けばマイナスにならないか。
  • どういう履歴書であれば先方に興味を持ってもらえるか。

この記事では、職歴がない既卒の人向けの、履歴書の書き方について解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

履歴書には『学歴/職歴』を記載する

履歴書には、学歴および職歴を記載するようにしましょう。

学歴を記載する場合、誰もが通る義務教育の卒業から記載するのが常識です。

たとえば、以下のようなこと。

  • 〇〇中学校卒業
  • 〇〇高等学校入学
  • 〇〇高等学校卒業
  • 〇〇大学入学
  • 〇〇大学卒業

もちろん、中途退学の場合も、嘘偽りなくしっかり記載します。

中途退学なのにも関わらず「卒業」と嘘を記載した場合、履歴詐称になります。

経歴についても同じです。入社していないのに働いていたことにしたり、アルバイトなのに正社員で働いていたと偽った場合、履歴詐称で訴えられる可能性もあります。

最悪の場合は懲戒解雇処分になるので、いくら選考に有利になるからといって、学歴や職歴に嘘を付くのは止めましょう。

『職歴なし』の履歴書の書き方

『就職活動が上手くいかず、学生時代のアルバイトをそのまま継続している』『やりたい夢があったのだけれど、このままではマズイと一歩を踏み出したところ』既卒なのに職歴がない人は、意外と多くいます。

とはいえ、職歴がない既卒でも、正社員として採用試験に合格する可能性は十分にあります!ここからは、職歴がない場合の履歴書の書き方について解説します。

書類選考で落とされないよう、「職歴なし」のデメリットをメリットに変えられる履歴書を作成していきましょう

① 職歴なしと記載する

職歴がない場合、素直に「職歴なし」を記載することが大事です。

職歴がないからといって、最終学歴を記載した時点で「以上」と記載してしまうのはNG。履歴書のフォーマットに「学歴と職歴」の両欄が設けられているのであれば、職歴がなくとも「職歴なし」ときちんと明記しましょう。

職歴なしという記載をせずに履歴書を提出してしまうと、「職歴の記載を忘れたのか?そもそも記載できるだけの職歴がないのか?どっちなんだ?」という疑問を先方に持たせてしまうことになります。

数多くの志願者がいる中で、履歴書に対して疑問に感じた人を採用するはずがありません。志望動機が明確でも、履歴書に不備があっては、あなたの第一印象は悪いものになってしまいます。

したがって、職歴がないのであれば、職歴なしときちんと明記しましょう。

参考までに、市販の履歴書ではなく、職歴欄のない自作の履歴書を作るのもひとつの手。職歴欄を設けない代わりに、職歴がない理由を述べられる欄を多めに取り、職歴がないことをプラスに捉えてもらうべく作戦を取るのも、内定に近付く一つの方法です。

② 職歴を書かないのはNG

職歴がないからといって、職歴を書かないのはNGです。

履歴書に「職歴なし」と記載する新卒に対して、不審に思う経営者は居ません。「人生で初めての正社員です。よろしくお願いします。」と言えば良いだけ。職歴なしがマイナスに働くことはないでしょう。

しかし、既卒で職歴がないのは、基本的にはマイナスに働きます。「最終学歴の卒業から今現在で空白の期間があるけれど、一体何をしていたの?」と思われてしまうからです。

とはいえ、履歴書の職歴欄に何も記載しないのもNG行為。「未完成の履歴書なの?」「職歴はいったい?」と思われてしまうからです。

第二新卒や中途採用の場合、企業が求めているのは即戦力。職歴がないと、あなたがどういう人物で、どういう分野を得意としているかが全く見えません。したがって、書類選考で次々に落とされてしまうことでしょう。

まずはしっかり「職歴なし」ということを記載し、職歴なしの理由についても明記できると、内定までこじつける可能性は高くなります。

③ アルバイト経験は職歴に含まれない

アルバイト経験は職歴に含まれないので注意が必要です。

恐らく多くの人が、人生で一度はアルバイトを経験していることと思います。しかし、新卒の履歴書で「職歴なし」と記載するように、基本的にアルバイトは職歴には当てはまりません。したがって、履歴書にもアルバイト歴を職歴として記載はしないのが一般的です。

しかし、既卒でアルバイトを経て現在に至っている場合、話は別。とはいえ、闇雲にアルバイト経験を記載すれば良いというものでもありません。履歴書を出す企業とアルバイトの内容に合致点がある場合にのみ、アルバイトの経験を記載しましょう。

たとえば、飲食店の接客部門でアルバイトをしていて、アパレルの接客部門で正社員として働きたいと考えた場合を例に説明していきます。

この例の場合、飲食店とアパレルなので、活躍の分野はまったく異なります。対象となる客層も異なるでしょう。しかし、接客業という面では、仕事の根本的な部分は似通っています。

したがって、飲食店のアルバイトで得た接客業に対する知識や過去の実績などを先方に上手く伝えることができれば、採用試験に合格する可能性が見えてきます。

もちろん、対面形式の面接でも自分の口から伝えていきたいところですが、対面形式の面接の前に、書類審査をクリアしなくてはなりません。

前述の通り、既卒なのに職歴なしの履歴書は、見た目的に良くありません。したがって、書き方が悪ければ、即時落とされてしまう可能性のほうが高いといえます。

しかし、

  • 正社員ではなくアルバイトとして働いてきた理由が明確
  • アルバイトでも正社員のような仕事ぶりだったことが分かるエピソード

上記2点があれば、書類審査に合格する可能性も十分にあり得ます。この2点をしっかり履歴書に記載し、先方の興味をそそるようにしましょう。

履歴書の職歴に嘘を書くのは避けよう

履歴書は、自分のことを良く見せようと、見た目を良くしたくなりますよね。しかし、履歴書の職歴に嘘を書くのは止めましょう

働いていた期間やアルバイトの内容に嘘を付くと、万一企業に採用された際、苦労するのはあなたです。

たとえば、レストランの厨房でアルバイトをしていたにも関わらず、接客メインでアルバイトをしていたと偽りの情報を履歴書に記載したとしましょう。接客メインで長期間アルバイトをしていたことを買われ、接客の仕事で見事正社員として採用が決まったとします。

しかし、実際には接客の仕事はしたことがないので、正社員で採用されても要領がつかめず、「履歴書の内容は事実?」と不信に思われてしまう恐れがあります。

履歴書の内容を疑問に思われた場合、かつて働いていたアルバイト先に確認の電話をされ、履歴書の内容が偽りだったことがバレてしまう恐れも。最悪の場合、懲戒解雇処分が下される可能性もあるので、注意が必要です。

職歴がなかったとしても嘘を書くのは避け、ありのままの自分で書類選考に望むようにしましょう。

まとめ

この記事では、職歴のない既卒の履歴書の書き方について解説してきました。

新卒や職歴ありの中途採用に対し、履歴書で難色を示されてしまうのは紛れもない事実です。

しかし、企業が求めているのは、過去ではなく未来。たとえ過去に難色を示されても、今後のあなたに魅力を感じてもらえれば採用試験に合格する可能性は十分にあります。

あなたが入社することで、その企業が将来的にどれくらい利益を得られるのか、履歴書を通じて提示できると良いでしょう。

職歴なしの既卒は、かならずしも悪いわけではありません。どれだけ自己アピールができるかが最大のポイントです。第一段階として、まずは履歴書の書き方をしっかり学び、書類選考通過を目標に頑張っていきましょう!