ハローワークは全国にある職業相談窓口です。しかし、実際に利用した人は意外に少なく、リアルな話はなかなか聞けませんよね。
職業相談したくても、何から始めれば良いのかわからないかもしれません。そこで今回は、ハローワークの職業訓練の内容ややり方を徹底解説します。
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就活サイトに登録すれば、求人紹介はもちろん、履歴書や職務経歴書の添削が出来るから就職活動も効率良く進められますよ。
ハローワークの職業相談とは
ハローワークは厚生労働省の指示で各自治体が行う雇用対策の窓口で、求職者を支援するセーフティネット。
ハローワークの職業相談とは、求人を紹介するだけではなく、就職するためのさまざまな支援サービスのことです。もちろんハローワークの支援は無料で受けられます。
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ハローワークの職業相談でできること
ハローワークのホームページでは、職業相談について以下のように記載されています。
求職活動を全面的にバックアップします。
求職活動の進め方、求人情報の入手方法や検索の方法、応募書類の添削指導など、あなたの仕事への興味・関心、経験・能力に合った仕事探しを支援します。引用:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/member/mem_service.html
出典:ハローワークインターネットサービス
具体的にどのような支援を受けられるのでしょうか。詳しく解説していきましょう。
できること①:気になる求人の質問ができる
ハローワークではさまざまな求人がありますが、閲覧するだけではなく、気になる求人についての質問ができます。
掲載されている求人情報だけではわからない点も、ハローワークが企業に連絡して確認してくれるのです。
また、募集条件についても詳しく確認してくれます。場合によっては、募集条件を満たしていなくても面接できるかどうか、企業に交渉してくれるケースもあります。
できること②:就活セミナーや説明会に参加できる
ハローワークでは、就職に役立つセミナーや説明会などのイベントを実施しています。
イベントの内容を一部紹介します。
- 企業を招いての会社説明会、面接会
- 職業適性検査
- 職業興味検査
- 就活マナーセミナー
- 仕事理解セミナー
- 面接対策セミナー
- 履歴書・書類作成対策セミナー
- 自己分析・自己PRセミナー
- オンライン面接セミナー
- 労働法制セミナー
もちろんイベントも無料です。ただし、定員や対象者が限定されているため、参加したい場合は早めの行動が必要です。
セミナーの情報はハローワークの窓口や掲示物、インターネット検索で探せます。申し込み方法はイベントによって違うので、イベント情報の詳細を確認しましょう。
できること③:履歴書や職務経歴書の添削が受けられる
希望すれば、就職活動に必要な履歴書や職務経歴書の添削指導をしてくれます。
その他、就職活動のマナーや心構え、模擬面接の支援を受けることも可能です。詳しくは自治体のハローワークに確認しましょう。
ハローワークインターネットサービスでは、履歴書と職務経歴書の書き方について、詳しい情報を掲載しています。
厚生労働省履歴書様式で作成されたパンフレットのPDFデータをダウンロードできるので、相談する前にチェックしておくと良いでしょう。
できること④:求職活動の相談ができる
ハローワークでは求職活動全般の相談ができます。
応募を希望する求人を見つけたら、ハローワークが企業に連絡をして面接が可能かを確認。実際に面接する場合は、日時や場所などの調整も行ってくれます。面接が決まれば、ハローワークが作成した紹介状を持ち、企業に向かうことになります。
また、「自分にはどのような仕事が向いているのか」「今のスキルでどんな職業があるのか」「これから技能を身に付けることは可能か」など、幅広い相談が可能です。
新たなスキルを身につけて就職活動に望みたい場合、職業訓練の紹介も行っています。なお、職業訓練は教材費など一部実費が発生するものがあります。
できること⑤:求職活動実績がつく
雇用保険に入っていた場合、条件に応じて失業等給付を受け取ることが可能です。
雇用保険とは、失業中の人が生活の心配なく安心して次の仕事を探すための保険で、あくまでも「働く意思がある人」に支払われる給付です。
そのため、失業等給付を受けるには、働く意思を持ち求職活動しなければなりません。それを証明してくれるのが求職活動実績です。
ハローワークの職業相談は内容に関わらず、求職活動の実績になります。
ハローワークの職業相談のやり方
求職活動に欠かせないハローワークですが、どのように職業相談をすれば良いのでしょうか。詳しいやり方を解説します。
ハローワーク受付で職業相談を予約
ハローワークの職業相談を行うには、まずは直接足を運び、ハローワークの受付で求職を申し込む必要があります。
求職申し込みの手続き方法は、大きく分けて3つです。
- ハローワークに設置されているパソコンで求職情報を入力、仮登録をしてから、窓口で手続きを行う
- ハローワークにある紙資料の求職申込書に必要項目を書き込み、窓口で手続きを行う
- 自宅のパソコンからインターネットを経由して求職情報を入力、仮登録してから14日以内にハローワークに足を運んで窓口で手続きを行う
求職申し込みが受理されると、ハローワーク利用時に必要な受付表が発行されます。受付表を使って職業相談の予約を行います。
なお、求職申し込みを含めた職業相談は、ハローワークに到着後先着順の予約です。電話やインターネットでの予約はしていないので注意しましょう。
担当職員に職業相談をする
受付表が発行されたら、早速担当職員に職業相談をしましょう。求職に関することなら、特に内容は問いません。
求人に対する具体的な質問や面接申し込みだけではなく、「自分に向いている仕事がわからない」「どんな希望条件を出せばよいのか迷っている」などでもよいのです。
重要なのは、働く意思があり、積極的に仕事を探す姿勢を見せることです。
職業相談の終了後、指定の紙にハンコを貰う
雇用保険の失業等給付を受け取りたい場合、職業相談が終わったら、担当職員に必ず指定のハンコを貰いましょう。
雇用保険受給資格者証へのハンコが、求職活動の証明となり、失業給付申請ができるようになります。
雇用保険受給資格者証は、雇用保険の手続きの際に発行される資料で、ハローワークで以下の手続きを行って取得できます。
- ハローワークで求職申し込み後に離職票を提出する
- ハローワークで受給資格確認後、受給説明会に申し込む
- 受給説明会に参加し、「雇用保険受給資格者証」「失業認定申告書」を受け取る
失業給付を受け取るのに不可欠な手続きなので、必ず行ってくださいね。
ハローワークの職業相談のよくある質問
ハローワークに行くのがはじめてだと、どうしたらよいのかわからず不安でしょう。
そこで、ハローワークの職業相談のよくある質問と回答を紹介します。
職業相談は求職活動の実績作りになりますか?
ハローワークに直接足を運び、担当職員と就業相談をすれば、求職活動の実績となります。
ただし、前項でも説明した通り、雇用保険受給資格者証へのハンコが必要です。
職業相談は電話でも出来ますでしょうか?
インターネットで検索して見つけた求人への問い合わせや、ハローワークの利用方法についてなど、簡単な職業相談は電話でも対応可能です。
しかし、電話での職業相談ではハンコがもらえないため、求職活動の実績にはなりません。
職業相談終了後にハンコをもらい忘れました
万が一職業相談時にハンコをもらい忘れてしまった場合でも、後から相談した窓口に行って説明すれば、ハンコを押してもらえます。
受付表で相談実績が記録されているので安心してください。ただし、ハンコを押した日が求職活動日となるので要注意。
失業認定は4週間に1度行う必要があるため、その間にハンコをもらうようにしましょう。
職業相談の持ち物を教えてください
職業相談で準備した方が良い持ち物は以下の通りです。
- 筆記用具
- メモ帳
- 履歴書、職務経歴書(求人申し込みをしたい、添削をしてほしいとき)
- 雇用保険受給資格者証(求職活動のハンコがほしいとき)
相談したいことが多い場合は、予め内容を整理したメモを持っていくと良いでしょう。
職業相談が不安です。はじめてでも大丈夫ですか?
ハローワークでは専門の職員があなたの求職活動を支援してくれます。
ハローワークの受付でわからないことを質問すれば、適切な窓口へと誘導してくれるでしょう。ハローワークをはじめて利用する人は多く、職員も対応に慣れているので安心してくださいね。
少しでも不安な気持ちを解消したいなら、ハローワークインターネットサービスに目を通しておくと良いでしょう。
まとめ
ハローワークの職業相談は、求人を紹介するだけではありません。求職に関する小さな悩みにも対応してくれます。
また、セミナーや説明会など、無料のイベントの開催や、職業訓練のあっ旋も行っています。雇用保険の失業等給付を受けたいならば、必ず行く場所でもあります。
はじめての場所は緊張すると思いますが、求職に役立つ情報を多く取り扱っているので、まずは足を運んでみましょう。
わからない点を職員に尋ねれば、丁寧に説明してくれるでしょう。
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