就職活動をする際に『既卒は就職できない、既卒の就職は難しい』と聞いたことはありませんか?実際に耳にすると既卒の就活に不安を感じますよね。
既卒は、新卒と比較すると就職活動時に不利になるケースもあります。既卒の就職が難しいのは、「あえて既卒を採用する」という企業は少ないことが理由のひとつです。
ただ私も元既卒/フリーターですが、正社員就職に成功していますし、既卒の就職活動に大きな苦労はありませんでした。なので全員が全員不安に思う必要はありません。
今回は、なぜ既卒は就職できないと言われるのか、就職できない人の特徴や、既卒の就活対策について詳しく解説します。
就職/転職サイトの登録は早めが得する時代
正社員就職を考えるなら、就活サイト/就職エージェントの登録は早めがお得。紹介可能な求人数は日々変化しますし、人気のホワイト企業から採用枠が埋まっていきます。
就活サイトに登録すれば、求人紹介はもちろん、履歴書や職務経歴書の添削が出来るから就職活動も効率良く進められますよ。
既卒は就職できない?職歴なしの就職実績
一般的に既卒は就職できないという噂は嘘であり、職歴がなくても就職することは可能です。ただし、新卒と比較して就職に関する難易度が上がることは避けられません。
既卒の就職率と新卒と比較して就職が難しくなる理由を見てみましょう。
既卒の就職成功率は34.4%
株式会社マイナビが2020年に実施した『マイナビ既卒者の就職活動に関する調査』によると、既卒の就職成功率は全体の34.4%という結果でした。
すなわち既卒枠の求人に内定を貰えるのは3名中1名という訳です。この数値を高いと考えるか、低いと考えるかは人それぞれですが、3名中2名が就職できないと考えると『既卒の就職活動は難しい』と思われてしまいますよね。
新卒や第二新卒と比較すると、既卒の場合は就職の難易度が高くなるでしょう。
》『既卒は人生終了…?』就職活動の実態と人生終わりと言われる理由
既卒の就職は新卒採用よりも難易度は高い
既卒は、採用担当者から「コミュニケーションスキルが低いのでは」「働く意欲が薄いのでは」といったイメージを持たれることがあります。
企業が面接をする際には、コミュニケーションスキルや協調性などを重視しますが、既卒の場合は「性格に問題があるから既卒なのでは」というイメージを持たれることが少なくありません。
新卒で就職をすることが一般的なため、新卒で就職をしなかった既卒に対して良いイメージを持たない企業も多いのです。既卒として期間が長いと、より不信感を持たれることがあるでしょう。
さらに、通常は卒業する前に就職先を決めることが一般的ですが、既卒の場合は内定をもらわずに卒業したということになるため「働く意欲がないから就職活動をしなかったのではないか」と思われることもあります。
「働く意欲がない」と思われてしまうと、将来性がなく社会人としての伸びしろもないと判断されることも、就職の難易度が上がる理由だといえるでしょう。
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既卒で就職できない人の特徴
既卒で就職できない人には、いくつかの特徴があります。そこで、既卒で就職できない人の主な特徴を5つチェックしてみましょう。
- 就職活動の行動が足りていない
- 既卒の理由を言語化できていない
- 難易度の高い企業ばかり応募している
- 履歴書・職務経歴書が弱い
- 面接に慣れていない
自分に当てはまるものがあれば、改善するための努力が必要です。
就職活動の行動量が足りていない
既卒で就職できない人は、応募した企業の数が少なく、十分に就職活動を行っているとはいえないケースが多いです。2~3社しか応募しておらず「就職できない」と感じている場合は、応募する企業の数を見直しましょう。
書類選考や面接は、通過できる確率の方が低いのです。特に、新卒と比較して就職への難易度が高い既卒の場合は、数十社に応募する覚悟で就職活動をしましょう。
既卒で就職を希望する側が企業を選んでいると、応募したいと思える求人も少なくなってしまいます。
既卒の場合は、「少しでも興味を持ったら応募する」という意気込みで就職活動をすることが大切です。
興味を持っていなかった職種や企業でも、企業訪問をして担当者から説明を受けてみて興味を持てるといったケースもあります。
既卒の理由を言語化できていない
既卒を積極的に採用している企業もありますが、「なぜ既卒になったのか」をしっかりと説明する必要があります。
採用担当者に納得してもらえるよう、理由を言語化することがすることが大切です。
既卒になった経緯や反省点、既卒になった後にどのような努力をしたのかを説明できなければ、採用担当者が既卒に対して持っている不信感やマイナスイメージを払拭できず、就職できない可能性が高いです。
難易度の高い企業ばかり応募している
大手企業は応募者が多いため、内定をもらえる可能性が低いです。
優秀な人材が集まる有名企業ばかりに応募し、ライバルが多い中で「既卒でも採用したい」と思ってもらえるような自己アピールをするのは非常に難しいでしょう。
大手企業に応募する行為そのものが問題なわけではありません。重要なことは、「入社すれば周りに自慢できる」「有名な企業だから」という理由で応募するということです。
就職活動で大切なことは、自分がやりたい仕事、業界、向いている仕事など、自分の希望にマッチした企業を見極めることです。
「有名な企業」という条件だけで選んでいると、志望動機を聞かれた際に浅い回答しかできず、自己アピールもできません。
自分に適した企業を選ぶことによって、志望動機も深く掘り下げることが可能になり、採用担当者に入社したい意思が伝わるでしょう。
履歴書・職務経歴書が弱い
履歴書・職務経歴書に必要な内容を記入していなかったり、志望動機で自分をアピールできていなかったり、内容が弱いことも就職できない人の特徴のひとつです。
例えば、志望動機に自分の要望だけを記入していたり、内容にまとまりがなかったり、何をアピールしたいのかわからなかったりすると、書類選考で落とされることがあります。
履歴書や職務経歴書が読みにくいというだけでも、マイナスイメージになることがあるでしょう。
履歴書・職務経歴書を正しく記入するということはもちろん、アピールポイントや自分の強みをしっかりとアピールできるような履歴書を作成できなければ、就職の難易度がさらに上がります。
また、自動車免許に関しては資格の欄に記入しなかったり、正しい名称で記入できていなかったりするケースがあります。営業をはじめ、職種によっては自動車の免許がなければ就職できないこともあるのです。自動車免許は持っていることが当たり前という認識から、資格として記入していないケースが多いです。
書類選考では保有している資格を確認し、条件を満たしているかどうかをチェックしていることもあります。そのため、自動車免許やマイナーな資格でも必ず記入しましょう。
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》職務経歴書の書き方|アルバイト経験のアピール方法
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面接に慣れていない
面接に慣れていないと、緊張して言葉に詰まってしまうほか、面接を受けている企業の事業内容を理解していなかったり、企業が求めている人材と自分の志望動機がミスマッチといったトラブルが起こります。
面接に慣れていない人は、面接を受ける前に企業情報をしっかりと確認し、事業や求めている人物像を理解しておきましょう。
面接を受ける前に業界や企業に関してリサーチしておかなければ、面接時に質問されたことに的確に回答できなかったり、自分から質問できなかったりするため、採用担当者の印象に残りません。
面接前に個別の面接対策を受けたい方は、既卒向けの就職エージェントに登録することをおすすめします
既卒から就職成功するための4つの行動
既卒で就職活動を成功させるために重要なポイントや、具体的にどのような行動をするべきなのかを解説します。
- 既卒向け就職サイトに登録する
- 優秀な就職エージェントに複数登録する
- 志望動機・自己PRを磨く
- 模擬面談・模擬面接の練習をする
- 就職活動の行動量を増やす
それぞれ解説します
既卒向け就職サイトに登録する
既卒が就職を成功させるためには、既卒者向けの就職サイトを利用する方法が有効です。
新卒・第二新卒が利用する就職サイトに登録するとライバルが増えるため、既卒の場合は就職に不利になる可能性があります。
既卒者向けの就職サイトを利用すると、未経験者でも応募できる求人や、フリーターやニートが応募できる求人などに応募することが可能です。
新卒も利用している就職サイトでは、既卒者を積極的に採用しない企業もたくさんあるため、既卒向けの就職サイトを利用して効率的に就職活動をしましょう。
優秀な就職エージェントに複数登録する
就職エージェントは、キャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントに相談して自分にあった求人を紹介してくれる就職サービスです。
わざわざ自分で既卒向け求人を探す手間も必要ないですし、性格や要望に合わせて企業を選んでくれるから失敗確率を大幅に下げることができます。
私も利用していた『ウズキャリ既卒』や『JAIC(ジェイック)』では、紹介企業に厳しい審査基準を設けているため、ブラック企業を紹介される可能性が0に等しいです。
優秀な就職エージェントに登録することは、就職活動の難易度を下げることにつながるため、こちらも複数登録をしておきましょう。
志望動機・自己PRを磨く
企業が採用する人材に求めることは働く意欲であり、企業や事業内容に関してどの程度理解しているかをチェックしています。志望動機や自己PRでは、事業に関してどの程度理解しているのかをアピールしましょう。
さらに、アルバイト経験のほか、既卒になった理由に関しても分かりやすい文章にまとめることが大切です。
また、自分が持っているスキルや自分の性格と、応募する企業の業務内容の共通点をアピールします。
例えば、営業の場合はコミュニケーションスキルや販売するサービスや商品に関して学ぶ意欲が必要です。
そのため、営業職に応募する場合には、「人と接することが好き」「アルバイトで接客をしていた」など、自分の性格や経験が仕事に活かせることをアピールしましょう。
模擬面談・模擬面接の練習をする
模擬面接は、面接に慣れるための練習のことです。就職活動をする前に模擬面接を行い、面接の雰囲気や質疑応答に慣れること、面接での立ち振舞いや話し方などの指導を受けることで、実際の面接で採用担当者に良い印象を与えられるようになるでしょう。
模擬面接は1回ではなく、験何回も受けることが大切です。企業の面接は採用担当者ごとに雰囲気や質問内容も異なるため、様々なシチュエーションの面接を経験しておく必要があります。
また、模擬面接は友人や知人、家族に協力してもらうのではなく、就職サイトが提供しているサポートサービスを利用して、本番の面接に近い緊張家のなかで行うことが重要です。
就職活動の行動量を増やす
既卒の採用枠は少ないため、積極的に就職活動行うことが大切です。少しでも気なった企業に質問をしたり情報を集めたりと、行動量を増やしましょう。
就職活動をするなかで行った情報収集や企業への質問などは就職した後のビジネスシーンでも活かせます。
そのため、誰かにサポートしてもらうことを前提とするのではなく、「自分で何をすべきか」を考えて積極的に行動する習慣をつけましょう。
就職活動における行動のなかで最も重要なのは、既卒を歓迎して企業を探すために様々な就職サイトを利用することです。
就職サイトで既卒を歓迎している企業を探すためには、「既卒」や「未経験OK」といった条件で絞って検索しましょう。
『既卒は就職できない…』は嘘!まずは就職活動を始めてみよう
就職活動において「既卒は就職できない」といわれることもありますが、実際には就職活動の行動量を増やし、自己PRや志望動機を磨くことによって就職することは十分に可能です。
重要なことは、既卒になった後にどのような努力をしたか、なぜ既卒になったのかをしっかりと面接採用担当者に説明することです。
「既卒だから」という理由で諦めることなく積極的に行動すれば、自分にマッチした企業と出会えます。
既卒だから就職できないと諦めたりマイナス思考になったりせず、自分で何をすべきかを考えて行動し、就職活動を成功させましょう。
》既卒の就活時期はいつが良い?内定が貰えるおすすめ時期を解説
》既卒でインターンシップに参加するメリットと正社員就職の注意点
最低限登録したい既卒向け就活支援サービス
迷ったら3つの就活支援サービスに登録しておきましょう!
既卒者向け就活サイトおすすめ3社!
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ウズキャリ既卒
おすすめ度 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
求人数 | 1,500件 |
エリア | 関東・関西・東海 |
対象者 | フリーター・既卒・ニート |
得意業界 | 全業界実績あり |
書類選考通過率 | 87% |
内定率 | 86% |
入社後定着率 | 95% |
運営会社 | 株式会社UZUZ |
内定率86%、定着率93%の既卒/フリーター専門サービス。キャリアカウンセラー全員が元既卒・元第二新卒だから安心。離職率/労働時間/社会保険の有無/雇用形態など、厳しい審査基準からブラック企業を徹底除外。
既卒・フリーター向け就職支援
DYM就職
おすすめ度 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
求人数 | 2,000件 |
エリア | 全国 |
対象者 | 第二新卒・フリーター・既卒・ニート |
得意業界 | 全業界実績あり |
書類選考通過率 | 書類選考なし |
内定率 | 非公開 |
入社後定着率 | 非公開 |
運営会社 | 株式会社DYM |
第二新卒/既卒/フリーター/ニートの転職支援ならDYM就職。転職活動のプロが正社員就職をサポート。一部上場企業からベンチャー企業まで、厳選した2,000社から書類選考なしで面接に進めます。
既卒/フリーター/未経験就職に強い!
JAIC(ジェイック)
おすすめ度 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
求人数 | 4,000件 |
エリア | 関東・関西 |
対象者 | フリーター・既卒・ニート・大学中退 |
得意業界 | 全業界実績あり |
書類選考通過率 | 書類選考なし |
内定率 | 81.1% |
入社後定着率 | 91.5% |
運営会社 | 株式会社ジェイック |
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